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PULSEthrowで出来る事

PULSEthrow

2021/07/26

新しくなった「PULSEthrow」とは何か?
どのような機能があるのかについての説明文です。
選手の投球パフォーマンスとケガ予防のためのコンディション管理を行いたい方はこのコンテンツをお読みください。

目次

PULSEthrowを使用することで
選手の投球パフォーマンスの向上と肘のコンディション管理を
両立することが可能になります。

PULSE(パルス)はピッチャーが求める究極の課題
「パフォーマンスの向上とケガの予防の両立」に対して

・投球動作分析

・肘コンディション管理

・選手に合わせた最適なトレーニング設計


この3つの観点からアプローチすることができます。

1-1.PULSEによる投球動作分析

   

PULSEが1球毎に計測するデータ

 

 

PULSEアプリで計測するデータは下記の3つです。

・エルボートルク(Nm)

・アームスロット(DEG)

・アームスピード(RPM)

 

1-2.エルボートルク

 

「エルボートルク」は投球時に肘の内側にかかる外反ストレスの事で
内反トルクという言い方をする時もあります。

選手それぞれ、体格/投球フォーム/球速が違うので肘にかかるストレスの数値も様々にです。

  

エルボートルクの最適領域

 

 

選手の身長/体重/カテゴリーのデータから、エルボートルクの最適領域を算出します。この数値は、身長/体重/カテゴリーのデータにより変動します。

最適領域を超えている場合は、負荷のかかりやすい投球フォームだと考察できます。

  

1-3.アームスロット

 

「アームスロット」はリリース時の地面に対する前腕の角度です。

この数値のポイントは選手が一貫して同じリリースポイントから投球できているのかどうかを確認することです。

サイドスロー:0度付近
 
スリークォーター:45度付近

オーバースロー:90度付近

回転数や球速が良かった時のアームスロットの数値がどうだったのか?

パフォマンスが落ちずエルボートルクの数値が下がった時のアームスロットの数値がどうだったのか?

上記の事を確認しながら選手にとって一番良いアームスロットを見つけてください。

 

1-4.アームスピード

「アームスピード」は腕の振りの速さです。

一般的に、アームスピードを上げれば球速も比例して上がると言われていますが、

それぞれに対する目標値=アームスピードの数値が〇〇になったら、〇kmですというのはございません。

選手それぞれ体格(腕の長さ)が異なるので目指す数値が変わってくるからです。

なので他選手のデータとの比較ではなく、同選手のデータの変化を見ながらパフォーマンスの向上のヒントにしてください。

 

2-1.ビデオモード

ビデオモードを使う事で、撮影した投球動画にライブモードの数値をリンクし、同時に確認することができます。

2つの動画の同時再生と重ねて再生することができるので、数値だけでは分からない、全身の動きも確認することができます。

 

  

ライブモード、ビデオモードを駆使した投球動作分析で、良いフォーム、悪いフォームを確認しながらパフォーマンスの数値が良く、

負荷のかかりにくいその選手に合った投球フォームを習得しましょう!

          

  

3-1.PULSEによる肘のコンディション管理

             

PULSEアプリを使う事で、今までの蓄積データを基に選手それぞれに合った最適な負荷量(ワークロード)をフィードバックしてくれます。

フィードバックする最適な負荷量は、
良いパフォーマンスを1試合&1シーズンを通じて
”発揮し続けられる”ようにするもので、ケガのリスクを下げながら、肘の強度を徐々に上げるために必要な日々の負荷の量=投球量です。

  

推奨1dayワークロード

   

  

推奨1dayワークロード=今日どれくらい投げればいいか

 

PULSEでは、アプリに蓄積したデータを基に、選手それぞれに対して最適な日々のワークロード(負荷量)=「推奨1dayワークロード」を算出します。

推奨1dayワークロードはアプリで取得した下記データを基に算出されます。

 

・エルボートルク

・球数

・高負荷投球数(ハイエフォートスロー)

・身長体重

・スケジュール

・過去の1dayワークロード

 

「推奨1dayワークロード」は、目標日に向けて
ケガのリスクを下げながら、肘の強度を徐々に上げるために必要な日々の負荷の量=投球量です。

150㎞、160㎞を1球投げることがゴールではありません。そのパフォーマンスを1試合&1シーズンを通じて”発揮し続けられる体 ” にすることが大事で、
その状態にするために、ワークロードを管理する必要があります。

 

  

 

  

アプリのメイン画面に表示される、
「1dayワークロード」「推奨1dayワークロード」を確認し、日々最適な投球トレーニングを設計しながら、最高のパフォーマンスを”ケガなく発揮し続けられる体”を作り上げていきましょう!

  

ワークロードとは?

 

PULSEにおけるワークロードとは、
選手の肘に蓄積された負荷の量の事です。

ワークロードの管理は、パフォーマンスUPとケガ予防を両立させるうえで非常に重要なデータです。

PULSEでは下記データを基に、
1日にどれくらいワークロードが蓄積されたのか?
=「1dayワークロード」を算出します。

▼1dayワークロードを構成する数値
・エルボートルク
・投球数
・身長体重

ワークロードについての詳しい内容はこちらをご確認ください。

【A:C Ratio(ACWR)とワークロードについて】
https://onsideworld.com/contents/motus_introduction_manual/acratio-acute-chronic-workload/

   

 

高負荷投球数(ハイエフォートスロー)

 

  

高負荷投球(ハイエフォートスロー)とは、

過去2週間で最もストレスの高かった5球のエルボートルク値の70%を超えた投球数です。

合計投球数の中に、負荷の高かった投球が何球あったのかを確認することができる機能です。

たとえば、

最もストレスの多い5球が60Nmの場合、42Nmを超えるすべての投球がここにカウントされます。

球数だけではなく、強度の高い投球が何球あったのかを確認することができます。