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motusBASEBALLを使った、パフォーマンスUPとケガ予防の提案
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2021/01/28
目次
はじめに

ピッチャーをケガ無く育てたい
ピッチャーのパフォーマンスを向上させたい
そのためにはどのようなトレーニングを
すればいいのか?
このテーマが尽きることはありません。
「ピッチャーのパフォーマンスを上げる」
「ケガ無くパフォーマンスを発揮し続ける」
このテーマに対し、2つの観点からアプローチします。

motusの開発経緯

motusにおける投球バイオメカニクス分析


motusで見れる投球動作の数値





ビデオモード


ブルペンモード

パフォーマンスデータとセットで使用することでトレーニングの質がUP!

球速・回転数が良かった時のバイオメカニクスの数値はどうだったのか?
motusの数値も見ることで、パフォーマンスの良かった時の動作データが把握できる!
motusを使う事でトレーニングの質を更に引き上げることができます!
motusにおける投げすぎ(オーバーワーク)の管理

ケガの要因


選手のケガを未然に防ぐために試行錯誤を繰り返しながらアプローチされているかと思いますが、
投球フォーム不良=mechanics
筋力不足/身体機能不良=strength
この、2つの改善のみでケガを防ごうとしていませんか?
ケガの要因として、もう一つ、
「workload」というものがあります。
選手にかかる負荷の量と蓄積具合=workload
パフォーマンスUPや投球フォーム不良を改善するためにトレーニングを行いますが、そのトレーニングでも選手には少なからず負荷がかかっています。その負荷量を管理することもケガを予防するためにはとても重要な1要因となります。
せっかくのパフォーマンスUPのためのトレーニングで、ケガをしてしまっては元も子もないですよね。
投球中に肘にかかるストレス(トルク)と
motusにおける計測数値の定義





肘の内側の靭帯が損傷する原因
次に、肘の内側の靭帯(肘内側側副靭帯)がどのようにして損傷してしまうかのメカニズムを見ていきます。
この靭帯を損傷してしまうと、トミージョン手術が必要になり、復帰するまでに1年くらいかかってしまいます。

外反トルク=肘内側の靭帯にかかるストレス
このストレスが1球毎に必ず肘にはかかっています
では、どのくらいのストレスが靭帯にかかると靭帯が切れてしまうのか?



ケガしてしまう時は、前腕の筋肉に負荷が蓄積され過ぎている(オーバーワーク)状態や、疲労などで、
外反トルクに対して抵抗する機能が充分に果たせなかった時に、より多くのストレスが靭帯にかかり、切れてしまいます。

また、球速と外反トルクは比例するとされています。パフォーマンスUPして球速が上がるとそれと比例して肘にかかるストレスも上がるので、今まで以上にどれくらい負荷がかかっているのかを見ておく必要があります。
投球フォームが原因でケガしたというエビデンスはない!?

ここで、言いたいのは、投球フォームが良くも悪くも必ず肘にはストレスがかかっているという事です。

ケガ予防するための考え方「ワークロード」とは?


計測された外反トルクの数値は投球数、身長体重と計算式に入りワークロードに変換されます。

変換された、ワークロードは3つの種類に分類されます。
・デイリーワークロード=当日のワークロード
・アキュートワークロード=9日分のワークロードの平均値
・クロニックワークロード=28日分のワークロードの平均値


このA:CRatioをモニタリングすることで、
ケガのリスク把握ができ、今までわからなかった選手個々人のコンディションの見える化が可能になります!!



このデータから分かるのは
ケガの発生率は、シーズン前や休暇後で多く、
クロニックワークロードが十分に溜まってない状態で、急激に高い負荷がかかることにより、ケガが発生しやすくなります。
逆に、シーズン中盤にかけてワークロードが溜まり
高負荷に対して耐えられる体が出来上がるとケガのリスクも抑えることができます。
ここで、注意しなくてはいけないのは、
だからといって、常に多くの負荷をかけても良いという事ではございません。
日々、適正なワークロードを蓄積させていく事です。




ワークロード分析ツール「motusDASH」
















