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青少年(12~17歳)投手における肘トルクの予測因子について研究された文献

研究論文

2020/03/03

青少年(12=17歳)投手の肘内側へのトルクの予測因子をモバイルセンサーで評価し、さらに、ストレート、カーブ、チェンジアップによってかかる肘へのトルクの違いを調査した文献を紹介いたします。

目次

2018年にAm J Sports Medに掲載された文献です。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29746146/

【研究概要】

青少年(12~17歳)投手の肘内側へのトルクの予測因子をモバイルセンサーで評価し、さらに、ストレート、カーブ、チェンジアップによってかかる肘へのトルクの違いを調査した文献です。

【研究方法】

20人の対象に対し、速球、カーブ、チェンジアップを各8球投げさせ、毎日5 人の投手が評価されました。 肘の内側に配置されたセンサー(motusセンサー)で、投球ごとに肘の トルク、アームスピード、アームスロット、ショルダーローテーションを計測し、スピードガンで球速を計測しました。

【研究結果】

結果は、一番高いトルクが計測がされたのはストレートで、、アームスピードが一番高かったのはカーブでした。その中で、年齢が上がってからカーブを投げ始めた選手に関しては肘トルクのかかり方が少なかったみたいです。 予測因子に関しては、球速の増加とBMIの増加。そして、アームスロットが下がったときにトルクが増加しました。 しかし、年齢の増加、腕の長さの延長。肘周辺のサイズアップは肘トルクに対しての予防線であることも分かっているそうです。 この事から、青少年の投手のでは、ストレートが最大肘 トルクを生成し、カーブが最大のアームスピードを生成することがわかりました。 球速とBMIの増加とアームスロットが下がるとは、肘 トルクの予測因子でした。ただし、ピッチャー年齢と腕のサイズの増加は、肘の トルクに対して保護する要因でした。 これらの調査結果は、このリスクのある投手における乱用の危険因子をよりよく理解するために重要です。