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PULSE導入開始1か月間の運用マニュアル【肘のコンディション管理】

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2022/02/07

この記事は、選手の肘コンディションを常に最適に保つためにPULSEどのように使用するのがベストなのか?
についての【導入初期編】となっております。

目次

はじめに

この記事はDriveLine Baseballの記事を参考に作成しております。
https://www.drivelinebaseball.com/2021/12/new-to-pulse-heres-what-to-expect-in-the-first-month/

試合で一番良いパフォーマンスを発揮し、
そのパフォーマンスを1試合通して発揮し続けるためには?
1シーズン良い状態を保ちながら試合に臨み続けるためには?

上記の“良い状態”のために必要な事は、
肘のコンディションを常に良い状態にしておくことが大事になります。

そのためには、投球の際に肘にかかる負荷を選手毎に把握し、
投球練習メニューと投球量を“個別化”する必要があります。

なぜ“個別化”が必要なのか?
①投球時の肘にかかるストレス値は選手毎に異なる。
②ストレス値が異なると肘に蓄積される負荷の量も異なる。
③皆が同じ負荷強度に耐えられる肘の状態ではない可能性がある。
④目標としているポイントが選手それぞれ違う可能性がある。


 

PULSEを使って負荷(ワークロード)を可視化する

コンディションを最適に保つために、
投球の際の肘にかかる負荷(ワークロード)を可視化しましょう。

負荷(ワークロード)を可視化することで、選手それぞれに合わせたその時の
最適なワークロードをフィードバックすることができます。



PULSEを使用するとどのようなデータが見ることができるのか?については
こちらのリンクをご確認ください。
https://onsideworld.com/pulse/

 

データを収集する

メニューの個別化をするための最初のステップは、
“データを収集する”ことです。

PULSEを使用して、
投球の際に肘にかかる負荷を選手毎に把握し、投球練習メニューと投球量を
“個別化”するためには、まず必要なデータをアプリに十分蓄積させるところからスタートしてください。

最初はフィードバックに必要なデータが溜まっておらず、
最適なワークロード(投球負荷)のフィードバックができません。

では最初の1週間からどれくらいのワークロードにしておくのが最適なのか?
1つの参考例を基に説明していきます。

※これはあくまでも参考例です。
 全ての選手に当てはまるとは限りません。

  

運用開始【1週目】

1週目の投球量を決めるために先月の投球量を思い出してください。
思い出した情報を基に投球量を決めていきましょう。

 

週2日以下の投球の場合

・1週目の合計投球数を250球以下にする。
・アームスピードは約400~700にする

 

週3~4日の投球の場合

・1週目の合計投球数を250~400球にする
・アームスピードは約400~900にする

 

週5日以上投球している場合

・1週目の合計投球数を300~500球にする
・アームスピードの制限なし

  

運用開始【2週目】

選手とコミュニケーションを取り、
1週目の感覚をヒアリングして、投球量を決定してください。

1週目のデータと選手の感覚を基に2週目の投球量を決めていきましょう。

物足りなさそうであれば球数とアームスピードを少し上げてみましょう。
逆に腕に違和感や倦怠感が出た場合は、
球数とアームスピードを少し下げてください。

  

運用開始【3週目と4週目】

クロニックワークロードの目標値を設定し、A:C Ratio(ACR)の数値を確認しながら進めていきましょう。

・PULSEthrowアプリでのクロニックワークロードとA:C Ratioの確認方法

・PULSE DASHを使ったクロニックワークロードと A:C Ratio の確認方法

登録選手のデータが一覧で確認できるのでアプリよりも見やすくなっています。

アカウント登録の際に使用したアドレスとパスワードをログイン画面で入力することで無料プランのご使用可能です。

ログイン画面
https://pulsethrow.drivelinebaseball.com/#/login?returnUrl=%2Fworkloadbuilder

  

クリニックワークロードについての説明

クロニックワークロードとは、
28日間分のワークロードの平均値です。
クロニックには「慢性」という意味があります。

この数値は選手がどれくらいの負荷(ワークロード)に耐えられるのか?

キャパシティ(体力)を表した数値です。

クロニックワークロードをある一定の数値にする事で、高い投球強度が肘にかかったり、投球数が増えてもその強度と球数に耐えられる肘のキャパシティに肘を強化できるので、ケガのリスクを下げるとともに、回復力も高まっている状態なので長いイニングを投げてもパフォーマンスが落ちにくくなる可能性があります。

※この数値が低いときに、高強度、多い球数になるとキャパシティを超えた負荷が肘にかかりケガのリスクを高めてしまいます。

  

A:C Ratioについての説明

アキュートワークロード(Acuto WL)÷クロニックワークロード(Choronic WL)

をした数値で、28日間で構築した肘キャパシティ(クロニックWL)に対して、
9日間で蓄積された疲労(アキュートWL)の比率で、
ケガのリスクを可視化した数値です。

A:C Ratioが1.5を超えると現在のキャパシティ以上の負荷が肘にかかっていることになり、ケガのリスクを上昇させてしまします。

  

クロニックワークロードとA:C Ratioの参考目標値

データの蓄積状況に合わせてクロニックワークロードがそれぞれの目標値に達するまでのA:C Ratioの最適領域値については下記表をご確認ください。

16歳の選手の場合

蓄積期間中のクロニッワークロードは8未満にし、
A:C Ratioは1~1.5で推移させてください。

データの蓄積期間が終了する4週目以降からは、クロニックワークロードは8を超えA:C Ratioは0.7~1.3を保ちましょう。

  

【2ヶ月目以降】

先ほどのクロニックワークロードとA:C Ratioの数値を保ちつつ、

投球の強度を上げる日、強度を下げる日、ノースローの日を組み合わせながら

試合の日に向けて、コンディションを整えていきましょう!