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野手の腕のケアについて

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2022/03/01

野手の腕のケアのためのPULSE使用方法についてです。
野手が腕の痛みなしにシーズンを終えることはめったにありません。シーズンを通して、リカバリーの時間を管理しすることで、ケガのリスクと腕の痛み、違和感を軽減することができます

目次

この記事はDriveLine Basebalⅼの記事を参考にしています。
https://www.drivelinebaseball.com/2022/01/arm-care-for-position-players/

Drive Line Basebalⅼの見解だと、
野手がシーズンを腕の痛みが無く、もしくは違和感なく終えることはめったにありません。

腕をケアすることが、
バッティング面や守備面に良い影響を与えることに繋がります。

シーズンを通して、リカバリーの時間を管理することで、
ケガのリスクと腕の痛み、違和感を軽減することができます。

  

フェーズの確認

  

下記フェーズに分けて進めていきます。

①オンランピング

②ランピング完了後

     

    

オンランピング
(=徐々に負荷を上げて体を負荷に慣れさせるフェーズ)

  

オンランピングは、長時間かけてゆっくりと身体に負荷をかけて慣らしていくことを目的としています。

体の軟部組織、筋肉、腱、靭帯などは、長期間のストレスに適応するために伸長します。

例えば、ハムストリングを6週間毎朝ストレッチした場合、ストレッチしていない状態でもハムストリングが伸長し、ストレッチしやすい(=ストレス(負荷)に対応しやすい)状態になっているはずです。

これにより、体は怪我から身を守ることができるのですが、逆の働きもします。

ある程度のストレス(負荷)にさらされないと、軟部組織は収縮(=体が硬くなる)します。

ハムストリングのストレッチを行わず、思いっきりダッシュした時を想像してみてください。
収縮した筋肉は、スプリントでかかる力を受け止める準備ができていないため、ハムストリングが肉離れをおこしてしまうことが想像できます。

OFF明けやテスト期間明け、オールスター戦以降の休み明けや少ない投球数でのトレーニングの後、急に、

今まで通りの高強度、高ボリュームの投球のトレーニングスケジュールに戻ると、
腕にかかる負荷が急増し、ケガのリスクを増加させてしまいます。

時間の経過に伴うSRA曲線モデル

  

低ボリュームと低強度の投球から高ボリュームと試合の時同等の強度の投球へと徐々に軟組織(腕)を順応させていく必要があります。

コーチと選手は、
週ごとに行う投球の強度と球数をモニタリングすることでこれを行うことができます。

例えば下図の様に、

・ハイブリッドAの日
(80~90%の強度)

・ハイブリッドBの日
(60~70%の強度)

・回復の日(60%未満の強度)


に、分けることで、基本的なトレーニングプログラムのスケジュールを立てることができます。(下図参照)


スケジュールや選手の腕の状態に応じて、
このスケジュールを変更することができますが、基本的には変わりません。

高強度、高ボリュームの投球日を徐々にプログラムに組み込むことで、徐々に増やしたストレス(負荷)に体が適応し、ケガのリスクを減らすことができます。

負荷=ワークロードについては下記記事をご参照ください。
https://onsideworld.com/contents/pulsethrow/acratio-acute-chronic-workload/

    

腕フィットネスの維持
( =体を負荷に慣れさせるフェーズ 完了後)

    

  

身体を負荷に慣れさせるフェーズが完了したら、
次は、選手の腕のフィットネスを維持していくフェーズに入ります。

身体の回復が追い付かないほどの負荷(ワークロード)、つまりオーバーワークになるほどの負荷をかけるのではなく、ランピングのフェーズで作り上げた体のフィットネスを維持するために必要な、適切な負荷量を身体に与えていきます。

この時にクロニックワークロードとアキュートワークロードの数値を使うと分かりやすくなります。

ここでの目標は、
クロニックワークロード(28日間の負荷の平均値)を、
アキュートワークロード(9日間の負荷の平均値)に出来るだけ近づけることです。

負荷=ワークロードについては下記記事をご参照ください。
https://onsideworld.com/contents/pulsethrow/acratio-acute-chronic-workload/

選手のとのコミュニケーションが大事

  

腕のケアにおいて最も重要な部分は、選手とのコミュニケーションです。

痛みがある場合は、強度の低い日を追加するか、投球量を減らしてください。

逆に物足りない場合は、中強度の日(ハイブリッドB)を追加するか、投球量を増やしてください。

           

     

まとめ

  

野手は投手と同じように腕のケアをする必要があります。

ワークロードを適切にオンランピングおよびモニタリングすることにより、年間を通じて腕を健康に保つことが簡単になります。

PULSEなどのテクノロジーを使用して、選手のワークロードが1年間でどのように変化しているかを追跡することで、コーチと選手はACWRとアームヘルスを使用して感覚のズレが起きなように会話を行うことができます。

ACWRについての記事はこちらから
https://onsideworld.com/contents/pulsethrow/acratio-acute-chronic-workload/

投球プログラムの目標は、選手の健康を維持することです。選手の話を聞き、微調整を行い、回復を優先すると、より健康的な腕の状態でプレーすることができます。

   

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